前々から納得できていなかったガンマのブレーキタッチについて
ちょっと頑張ってみました。
最終結果とはいきませんが途中まで
ブレーキレバーを遠ざけたり色々やってきていましたが、どうにも納得できず、ブレーキタッチ具体的には
レバー比の変更に踏み切ります。
まずは上の表
これはいわゆる普通の別体式のマスターと今使っているラジアルマスターのピストン面積とレバー比を
比較した表(レバー比は金尺計測なんでざっくり)
この結果から、まあ1mm程度調整できれば従来のものとトータルレシオが同じになることが予測されます。
このくらいだと手加工でもなんとかなるような気になる。
次に方法
インターネットを駆使してみた結果、どうもピストンを押す棒をちょっと傾けることで作用点の位置を変更し
レバー比変更してる事例を発見
こんな感じ
さらに調べるとK-factoryさんでもレバー側にレバー比調整機能を有した製品を出している
なんとなく、棒が斜めになる時点で効率が落ちる気もしますが多分そこは微小な差でレバー比の変更
の変更のほうがタッチに影響が大きいということだと理解
さらに次
じゃあどうやってレバーを加工するかってところですが
実際のレバーは力点と作用点が別部品で構成され、支点の部分でカラーで連結されてます。
こうすることでレバーの距離を変える機能を実現してる
で、このカラー部分 本当は分解できる仕様ではないようですが、なんとアントライオンさんからカラーの
脱着工具なるものが発売されてるので迷わず購入
そして分解
すでになにをやったかも画像に出てますが、
分解の結果、ピストンを押す棒は円柱に横から穴のあいた部品でレバーと連結されてる
(レバーが支点中心に回転して角度ずれる分を円柱全体が回転して補正しながら押される)
つまりこの円柱の横穴位置を力点方向にちょっとオフセットすればレバー比が変更できるはずです。
かなり硬い材料でできているんで直接加工はできそうにないし、そもそも硬い材料なんて手加工したくない
なので真鍮の丸棒をネット通販してこれを加工してオフセット部品を作成
これを組んでタッチ確認
確かにレバー比が変わってかっちりしてきた感じ!!!
イケル
6/14 喜んでオオマチで試走したんですが、見事にダメダメ
最初は良かったんですが、徐々にタッチが硬くなり、最終的にブレーキをめっちゃ引きずる感じに
なっちゃった
原因は
バリ
どうやらオフセットが大きすぎてレバー本体と接触 徐々にバリが盛り上がる
→バリで円柱が回転しなくなる→戻りが悪くなってブレーキロック
という結果
現在は週末に向けてレバーの追加工 棒とレバーの接触部分を削ることで対策実施してみたところ
さらに1丱フセットで円柱作ってますが、やり過ぎっぽい感触もあるんで0.5丱フセット品も作成して
テスト待ち
週末テストがちょっと楽しみ
でもまず、ロックで温度が上がってエア噛んじゃったんでエア抜きやってからになります。